これでやっと最後です。
考察はやはり1週間仕事でした。
(参加者)
ラグナロクオンラインの延べアカウント総数が80万であると聞きましたが、そのうち実働アカウント数
はどのくらいですか?
(ガンホー)
実働アカウント数については把握しておりますが、申し訳ございませんが経営情報となりますので
回答できません。
「質より量」重視なのがこの一言で明らかです。
ソフトバンクグループの悪い部分です。
もちろん数字は、あらゆる物事を評価する手段でしょう。
でも、高付加価値にして、質を上げる事を望まれているのです。
「経営情報である以上、独断ですぐに回答できない」というのは立場的には理解できても、
顧客の立場からすると、こういった事が不信感を生む元なのです。
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(参加者)
今回の内部告発記事に対して「事実無根」と告知をされましたが信じても良いですか?
また雑誌社に対する法的な対応は考えていますか?
(ガンホー)
今回の告知は、ユーザー様から多くのお問合せをいただいたり、掲示板などでの状況から混乱を
防ぐ意味で迅速な対応を行わせていただきました。
告知を行った時点ではどのような雑誌か判明していなかったので、後日入手した上で事後対策を
広報関係者や弁護士などと検討いたしました。
最終的な結論としては、根拠の無い誹謗中傷記事に対しては今後一切対応は行わないという
会社方針になりました。
(補足)
各部門への事実確認の元、告知を行いましたが、
その後も、迅速に全従業員ならびに関係者に対し、意識調査を含めた事実確認のヒアリング
調査及び、品質管理部門においての内部アカウント調査を行った結果、記事にございますような
内容は一切無い事を再度確認しております。
ただし、今後も継続的にサービス業としての意識を高める為、定期的なヒアリング調査などを実施
して参る所存です。
(考察)
今回のミーティング開催のおそらく引き金の事件だから渋々載せたのでしょう。
何故今回このような大騒ぎになったか、理解しているのでしょうか?
数多くのところで既に言われていますが、
「零細企業でもない会社が、雑誌公開後数時間という早さで事実無根だと公開した」
事です。
記事を検証し、調査するので有れば、全従業員へのヒアリングは最低でもシフト勤務で有れば
3日は掛かるでしょう。
全従業員に電話で口頭チェックしたとしても、あれだけの時間で事実無根かの判断は不可能
です。ましてや、普段から迅速な対応をされているのならまだしも、時間が掛かった上で的はずれな
回答を返すという不信感が募っているのです。
それすらせずに、内容に自社名も製品名も書いていない記事に過剰反応した事が、
今回の騒動の大きな引き金です。
ましてや初めて雑誌に取り上げられた訳でもないのに…。
また、法的手段云々が明らかにリップサービスだとはじめから呆れている方も多いでしょう。
リンク先の記事の概要ですが、
『いわゆる「罠入りBOT」を掴まされないように注意しましょう』
等と雑誌に掲載されていたようです。
もちろん日本語ROのスクリーンショットとBOTプログラムの実行窓つきで…
本文の締めくくりは、
「BOTは実行ファイル形式のものを使わず、ソースコードをそのまま動かすPerl版を使おう」
などとゲーム名&スクリーンショット入りですよ。
この記事なら多分民事で訴えれば今回以上に勝てそうじゃないですか?
え?雑誌名?
「ネットランナー」
…。
これまでに謝罪文どころか公式告知も出てませんよね?
時代は違えど、少なくとも自社系列の出版社が発行している雑誌で、ここまで書かれても
一切反論していないのに、今回の反論と比べてどうでしょう?
いくらなんでも知らなかったでは済まされないでしょう。
明らかに今回のは過剰反応じゃないですか?
この記事を見たときはさすがに呆れましたよ。
オフラインミーティングで資料が準備できなかったので指摘はしませんでしたが、出版されている
雑誌であれば探せば後々の検証は可能でしょう。
この件も踏まえた上で、再度ポリシーを考え直してみては如何でしょうか?
「リップサービスじゃ決してない」と言うのなら…。
この件は言い足りないので機会が有れば別項で書きたいと思います。
◆◇◆◇◆◇◆
最後の最後でなんか不完全燃焼ですよ…。