騒動から3ヶ月経過しての心境を纏めてみました。
改善運動は確かに「目に見えて効果が出てくるのは時間が掛かる」のは理解しています。
でも、最近なんだか空回りに見えてしまうので、思い切ってこんなところで書いてみます。
拝啓 <-- ガンホー・オンライン・エンターテインメント -->ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社 様
オフラインミーティングで、貴社は「テーマパークを目指している」と発言されました。
責任のある立場の方がそう発言されている以上、貴社の方針として、運営ポリシーであると
私は認識しております。
ネットゲームとしてのケースは少ないかもしれませんが、テーマパークとしてのお手本はいくらでも
あると思います。
実世界のテーマパークも、一時期は雨後の竹の子の如く日本各地に林立しましたが、よほど
明確なポリシーがないと運営が厳しいようで、廃業や運営会社の解散など、経営的にも難しい
ことはご存じの通りでしょう。
ここで私は貴社にお聞きしたいのですが、
「テーマパークであることを顧客に理解してもらう前に、スタッフが自覚している」のでしょうか?
テーマパークである事を大義名分にして、渋々と出来ないことを納得させるより、テーマパークを
目指して「夢を売っている」事を自覚した上で、毅然とした行動をすれば、自然と顧客満足度は
回復するでしょう。
また、顧客満足度が高まるということは、運営スタッフのやる気にも繋がることだと思います。
誰しも人間である以上、暴言を投げつけられる仕事なんて好まないのは当然です。
感謝の気持ちを受けて誇りを持てる仕事と、罵詈雑言を受けながら渋々続ける仕事…。
生身の人間で有ればモチベーションが変わるのは当然でしょう。
経営者の顧客から顰蹙を買う発言が、現場スタッフの士気にまで影響すること、これを自覚
して頂きたいです。
そう言った部分が、アンケートを公開直後に差し替えるなど、大きく指摘されるミスに繋がるのです。
今、貴社は堂々と「夢を売っている会社」だと言えるでしょうか?
「夢を換金している会社」になっていませんか?
「サラリーマン」ではなく、「サラリーマシーン」になっていませんか?
残念ながら、夢を売る会社にサラリーマシーンは必要有りません。
資本主義である以上、利益を出して儲けることにはとやかく言うつもりはありません。
夢を売るなんて、青臭い理想主義であることは理解しています。
でも、顧客満足度(CS)が利益率を向上させている企業なんてごまんとあります。
顧客満足度が高ければ、どれだけ収益が高くても、スタッフの給料が高くても、多少の無茶と
思われる方針を含めて許容範囲は高いはずです。現状としてそれが低いから、何事にも目に付き
ビクビク顔色をうかがいながら(伺ってるかすら不明ですが)運営方針を決めざるを得ないのです。
一日も早く、堂々と「夢を売っています」と全社員が自覚して口に出来る環境になって欲しい…。
一プレイヤーとしての切なる願いです。