書こうとしてなかなか書けなかった記事をついでに掲載…。
やっぱり気分転換すると筆が(キーボードだけど…)進みます(苦笑)。
RMTは規約上不正ですが、確かに法律上はグレーゾーン、強いて言えば違法とは言えません。
では、何故MMOでのRMTがここまで敵視されるのでしょうか?
人と比較できるのがネットゲームでの良いところであり、そのまま悪い部分になり得ます。
ゲームのスコアを競うだけなら、わざわざズルしてまで勝とうとなんて思わないはずです。
比較・相対的な指標として他人より優位に立ちたい…。
競争心は強弱の差はあっても人間誰しも持つ感情であり、それは否定できません。
でも、以前も少し例示しましたが、普通のボウリングで勝てないからと、一人だけバンパーボウリング
で競っても多分つまらない、下手すると恥ずかしい思いをすると思います。
(バンパーボウリング…ガターの溝を覆って溝に落ちなくするアレです。)
しかし、これが「お金が掛かっていれば」どうでしょうか?
勿論日本では賭博行為は御法度ですが、賭け麻雀やちょっとした賭の類なんて、珍しくもない
でしょう。
わざわざハンデを貰えた上で、優位な勝負だったら受け入れるのが普通です。
また、そこのボウリング場の店員と仲が良く、裏側で操作して秘密裏にいつでもストライクが出せる
としたらどうでしょうか?
MMOに置き換えて考えると、RMTは「ゲームの結果をゲーム内だけで完結できなくなる」と言う面で
は明らかに悪となります。
また、必要以上にセキュリティホールをアタックされかねない危険性も伴うのです。
ゲームがゲームで完結していれば、競争心は誰しもあるでしょうけど、例え不正な手段で勝てた
としても、最後に残るのは虚しさしか無いように感じます。
しかし、これに収入が伴うと、どうしても金銭面での損得勘定が絡んできます。
ゲームを楽しむためにプレイしている人と、ゲームをビジネスとしてプレイしている人…。
明らかに両者のプレイスタイルは違って当たり前です。
その部分を考慮しても、MMOでのRMTは「望ましくない」ものであるのは事実です。
アタックにも耐えうる堅牢なシステムで、かつ不正行為を行いようがないシステムでない限りは、
RMTを認める訳には行かないと考えます。
ROに限らず、すべては確率の上での事象です。
・数千分の1の確率でドロップするカード
・数百〜数千分の一での過剰精錬成功
・レアアイテムをゲットできる確率
・青箱やプレゼントボックスで勝ち組になる確率
・Bossモンスターに遭遇する確率
・致命的なラグに遭遇する確率
その確率を埋めるものとして、Zenyというものがあり、コツコツと貯めれば目標に近づけるのです。
確かに途方もない時間が掛かるかも知れませんが、その課程を楽しむのが、本当に楽しんでいる
プレイヤーであると考えます。
ゲーム外の事象で優位に立つというのは、ロールプレイの考え方からすればおかしな話です。
あと、RMTについて一言…。
よく言われますが、RMTは売る人間だけでは成り立ちません。
「買う人間がいて」初めて成立するのです。
「現実世界でお金を出してでも買いたい」と思う人がいる限り、恐らくRMTは無くならないのでしょう。
お金がなくても楽しめるMMOであるのは確かですが、極めると「いくらお金を持っていても足りない」
ゲームでもありますから…。
でも、願わくば「ゲーム内の世界で身の丈にあった楽しみ方」を見つけて欲しいものです。
>ゲーム外の事象で優位に立つというのは、ロールプレイの考え方からすればおかしな話です。
うーん。『どこかへに遊びに行くときに、必ずしも現地でお金を稼ぐか?』という考え方もあります。結論だけ書きますけど、むしろ気にしすぎたり囚われてしまう方にも問題あるかと。
> Logue さん
返事が遅くなりすみません。
あくまでも「ロールプレイの考え方」としてであり、「遊ぶ為」で有れば別に手持ちのお金で楽しむというのも合理的だと思います。
でも、「合理性だけで割り切るべき問題じゃないのになぁ…」と感じているところです。
ただ、確かに一つ言えるのは、「人のことにとやかく口を出しすぎ」と感じることは多々あります。
こんなサイトでのたまっている人間が堂々と言える台詞でもないのですが…(苦笑