2005年07月12日

【雑記】Win-Winの法則

 どうも何考えても出てこなかったので(汗)、今日のお昼にふらっと見たサイトで紹介していた、この
言葉でも取り上げてみたいと思います。

 「Win-Winの法則」、実は初めて知ったのですが、どういう事かというと、「ビジネスにおいて、双方に
利益となること」、つまり共存共栄である事を意味します。

 一方的に利益を生み出す側と、損失を出す側が存在したとしても、長い目で見て長続きできない
と言うことだそうです。



 例えば、今まで定価1万円の商品があったとします。

 ある小売店、Aが無駄なコストを削減し、仕入れを工夫した結果、仕入れ原価6,000円だった
この主力商品を、4,500円にまで下げられたので、今後の売れ行きを見越して7000円に値下げ
することにしました。

 しかし、強大な資本をバックに、原価割れの特価商品が目玉のディスカウントストア、Bが参入して
きました。このお店では、広告商品を売りにする為、他店対抗価格と銘打って、仕入れ原価なんて
お構いなしで値下げを行います。
 Bでは、同じ商品を仕入れ値5,000円にもかかわらず、4,000円で販売を始めました。

 Aでは売れなくなっては困ると、Bの価格に追随せざるを得なくなりましたが、資本力の違いから
価格競争は断念せざるをえなくなり、廃業に追い込まれる結果となりました。

 そうなうと、Bは対抗相手がいなくなり、その商品の圧倒的なシェアを握ることが出来ました。


 さすがに3時過ぎはちとまずいですので、明日はこれをネタに、いろいろ考察してみたいと思います。


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コメント

Win-Winっていう考え方は、ビジネス本のベストセラー『ザ・ゴール』の続編『ザ・ゴール2 思考プロセス』においてたびたび出てきますね。


まず目に見える現状の問題点を列挙し、それらの因果関係を明確にすることで、その中から「変えるべき根本的問題」を見つけ出す手法が書かれています。
「何を変えれば、最大の結果が得られるか」。これを追求していけば、自然とWin-Winなソリューションに辿り着くことになります。面白いのは、市場の独占や競争に打ち勝つことが、必ずしも利益をもたらす訳ではないって辺りですね。

この本は小説としてもかな〜り面白いので、機会があれば読んでみると良いですよ^^b

Date:2005年07月13日 04:05
Posted by: Sig.
URL:http://rospear.info/

> Sig.さん
書きかけたはいいが、まだ頭の中で纏まって無かったりします(苦笑)

どうしても昔気質の商売人の「損して得取れ」というか、その辺の線引き
が自分の中でも明確ではなかったり、社会の風潮として「少ないパイの
奪い合い」が当たり前になっている中、どう考えるべきかとかを織り込み
たいと思いつつ、書きかけで止まっています。

本当は景気向上でみんなが気前よくなれば、消費も経済活動も活発化
するんでしょうけど、経済学者の頭ではわかっていながら、なかなか
実現しないのも事実なんですよね。(汗)

Date:2005年07月13日 13:00
Posted by: かつ
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