2005年10月24日

【雑記】オフミに対しての考え方をつらつらと…

 昨日のエントリーの続きです。

 車中で書いていたので、まだまだ言い足りない部分もあったり、これもあれも…となっているのですが
思いついたままに書き記したいと思います。

 これまで3回のオフミ絡みでお手伝いさせて頂いた訳ですが、大きなユーザー側の動きは以下の
ような感じでやってきました。

第1回…各ファンサイトの公開BBS+クローズドBBS(Tetoranさん)
第2回…オフミWiki(狩場情報さん)+公開討論板phpBB(私)
第3回…クローズドBBS(智井さん)+オフミWiki(アゲインライトさん→私)※

 第3回では、オフミWikiにRMT広告が掲載されるという状況を危惧した為に、私の方で開いている
資源を使って頂いたと言うのが事実であり、それが手伝いう上で変化したわけではありませんので、
念のために申し添えます。

 ここでツールとして3つの手段が出てきていますが、それぞれ一長一短があると考えています。

クローズドBBS
 ・誰が出している意見かというのが有る程度把握できるので、冷静な議論が可能。
 ・全参加者で冷静にブラッシュアップ出来るなら最適だと思われる。

 ・参加者への広報が困難である。
 ・参加者の立場として、他の参加者やクローズドBBSでの内容を知らずに参加表明を行いづらい
のではないかと思われる。(ここは主観的です)
 ・最終的に全員参加が現実解として困難な以上、クローズドBBSでまとまった意見が全体意見
という訳ではないので、会場での非参加者さんとの溝が懸念される。

phpBB
 ・公開討論と非公開討論を各ユーザーに属性付けを行った上で管理が可能。
 ・「参加者のみクローズド」「部外者はReadOnly」「登録者は誰でも投稿可能」「匿名投稿可能」
 などのランク付けも柔軟に可能。(とはいえ厳格な権限管理は比較的面倒)
 ・これもシステムとしての完成度は高い。

 ・基本的に個別登録が原則であり、敷居が高すぎるように取られる。
 ・システム的に匿名投稿が困難であり(仕様として出来ないわけではありませんが)、また投稿手順
も煩雑なのは否めず、その結果として意見の集約が及び腰になりかねない。

Wiki
 ・とにかく意見を出すには最適である。
 ・参加者以外でも比較的意見を述べやすい。
 ・意見を分類した大枠での集約が可能な為、Wiki参加決定の際に参考にしやすい。

 ・意見の精度や記載者の温度差にもよるが、有用な意見を埋もれさせかねない。
 ・多数意見が目立ち、少数意見が黙殺されかねない。(多数意見≠重要意見)
 ・Wiki文法が判らないと、なかなか書き込みづらい(別途意見集約の場は)
 ・発言者:閲覧者の比率に対して、鯖負荷が大きすぎる。

公開BBS
 ・誰もが意見を言う事が可能。
 ・発言の透明性も有る程度保たれる。

 ・荒しや成り済まし行為で、意図的に意見集約を妨害することも可能。
 ・過去ログに全て目を通すのは現実的には無理があり、同じような意見が何度も繰り返し出る毎に
 議論が停滞しかねない。
 ・結果として「ここで出た意見が全てではない」のは同じである。

 これらは全て一長一短があります。
 しかし、何もせずにぶっつけ本番で参加するより、少人数でも意見の摺り合わせや、各々の意見の
ブラッシュアップが出来る事もあるので、絶対にアクションは起こすべきだと考えています。自分で取るに
足らない発言と判断しても、他の人はそう捉えないかも知れません。また、例え優先度は低い内容
でも、次回のアップデート時に「こういう意見もある」と判断され、それを別の人が有用だと感じれば、
どこかで生きてくるのではないでしょうか?

 そう言った意味ではWikiもBBSもツール、つまり道具の一つとして考えて頂ければ…と考えます。

 自分の意見の裏付けやバックボーンであったり、関連する意見や着眼点を探した上で、自分なりに
消化した意見を出し、それをフィードバックして更に意見に磨きを掛けていくことにより、ふとした思い
つきが重要な提案に化けるかもしれない
のです。

 勿論、他の人に「こういった意見をどう思いますか?」と言うつもりで提案したって良いのです。
 このご時世、無料のWebスペースや、有料でも非常に格安なサービスは探せばいくらでもあります。
 今回のWikiにしても、自由にページの加筆修正が可能なようにしていました。

 「Wikiに有る意見が全て」だと誤解はして欲しくないのです。
 「自分の意見を補強する為の資材置き場」と考えて貰いたいと思いながら、手伝っています。

 全員が同じ事を考えて参加しても、それこそオンラインで全部完結させれば時間も場所も縛られ
なくても済みます。それにはそれのメリットもありますが、「他の人の顔や表情を見て何を考えて参加
しているのか
」という事は永遠に判りません。

 自分が聞きたいと思うことを聞くと言う前提があり、ただ、みんなが同じような質問では時間が勿体
ないであろうというのもありますが、逆に、「こういった質問の関連内容でこういう部分も知りたい」と
考えれば、自分で聞き出しても良いですし、そう言った意見を持った人にこれも聞いて欲しいと託せば
効率的に自分の知りたい内容に迫れる訳です。ここでの目的は、「自分の知りたいことを知る方法」
であり、誰が質問するかはその次の部分
だと考えます。時間に際限がないのなら一つの議題を掘り
下げて話すことも出来ますが、2時間制で、実質1時間強という時間の縛りの中ではそういう訳にも
行きません。

 次回以降のオフミも、機会が有れば手伝いたいと考えていますが、出来れば参加者が主体的に
動いた方が良いとも考えています。勿論要望が有れば、次回以降も自由に議論を交わせる場所や
環境は出来る限り提供するつもりです。


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