【雑記】交通センサス

　今朝通勤途中で一通の封筒を受け取りました。
　よく見ると、「大都市交通センサス」と書いています。

　国土交通省が何年か毎に、都市交通の動態調査としてやっているみたいです。

　一応任意回答のようなのですが、こういった統計とかになると結構乗り気になる方なので、回答して
みることにしました。

　で、中を見てみたのですが、かなり内容が細かいです。
　しかも、これが全部直接記述式というのがシステム屋の観点からして驚きです。

　記述式と言うことは、これを機械処理した時に正常に読みとれる保障は低い訳です。
　人間でも他の人の時を読みとるのは難しいケースだってある訳です。それを融通の利かない機械が
満足に処理できるのかが非常に謎です。

　確かに漢字OCRの精度も向上していたり、郵便局の自動区分機のような高性能な識別装置
が有るのも知っては居ますが、わざわざ統計処理というシビアな制度を要求する時に精度を落とす
危惧もあり、理解に苦しみます。

　で、途中まで書いているうちに更に気になった点が…。

　各社私鉄名を記入する欄があるのですが、これが先頭７文字で頭打ちなのです。
　恐らく略称を書けと言うことなのですが、せっかく同封の記入見本があるのに、略称を全く明記して
いないのです。

　これだけで後々に無駄な正規化処理が必要になるのに…と更に心配になります。

　書いていたのですが途中で断念して、ホームページ上でも回答可能だとのことだったので、
こちらに移動することにしました。

　しかし、このページ異様に重いです…。
　結構プライバシーの含まれる情報だからSSL対応のページであるのは判るのですが、全てにおいて
こちらではデータの揺らぎがないように、各項目をJavaScriptでのドロップダウンメニューを多用している
のです。

　これってWebサーバ側は凄まじくＤｏＳ攻撃が掛かっているような状態なんじゃ…（汗
　おかげで、選択項目をクリックして１〜２分待って、次の項目に進めるような状態なのです。
　これ、多分短気な人だと途中で回答放棄するだろうなぁ…。

　こういったシステムで高額な費用貰ってるんだろうなぁ…と考えると、言いたくないですが税金の無駄
じゃないのかなぁと思ってしまいます。
　こんなのわざわざ個人単位の一日の動向にしなくても、入口駅で配布した認識票を出口駅で回収
するだけで、鉄道各社全体としての動向は判断可能だと思うのですが。

　連絡や乗り継ぎが当たり前のようだと言うので有れば、どちらにせよ部分サンプルなのですから、
鉄道各社が一斉に調査を行えばいいだけで、全駅に配布担当と回収担当を人員配備して、
後で集計するだけですぐに判るのです。

　また、民間企業の技術を転用するのも難しいのでしょうけど、比較的普及率の高いSuicaを使えば、
チェックポイントに読み取り機を多数準備するだけで、個体識別情報のＩDだけが集計されるので、
紙ベースの調査票も必要なく、今以上に精度の高いチェックが可能になるはずでしょう。

　国勢調査と言い、今回の調査と言い、人為的介入度を極力減らさなければ安定した回答が
得られないと考える人間なので、もっと時代や技術を活用して、効率よくデータ分析をすべきだと
つくづく思いました。

　さて、今日は恐ろしく眠いのですが、登録完了まで後どれくらい掛かるのだろう…（汗）

投稿者 かつ : 22:08 | コメント (1) | トラックバック (0) |