TANTRAの件で、音楽著作権についていくつか調べてみました結果、色々なことが判明しました。
ちょっと書き連ねてみたいと思います。
古城倉庫さんで、ありがとうFlashの話題が出ていました。
このページからもリンクしています。
ROを続けるきっかけになったのは、実はこのFlashだったので、私自身非常に思い入れがあります。
しかし、制度上、現在JASRAC管理曲を「動画を伴うコンテンツに音楽を使用する」事は認めていないそうです。
また、CDからリッピングした音源をそのまま使用する事も、「演奏者の権利を侵害する」との理由から、
別途制作したレコード会社との個別の契約が必要になるそうです。
また、名指しで指摘するのも悩んだのですが、
古城倉庫さんから引用
> 使用曲 KOKIA『 ありがとう… 』 by Amazon。 ご本人のサイト。マメに更新の様子。
> JASRACで見ると、無信託=本人( 管理外=権利者本人が管理 ) イメージを壊さなければ黙認?
> 信託=出版社は、JASRACに信託。
これは実は間違いで、この場合の無信託=出版社に一任されているということらしいです。
(12/19 リンク追加しました)
従って、JASRACの言い分からすれば、権利侵害になってしまうようです。
従って、ありがとうFlashは「公開してはいけないもの」になるということなのです。
ありがとうFlash自体はROがはじまりではなく、一番最初はPSO(ファンタシースターオンライン)が
起源らしいです。
その後、各種オンラインゲーム版のFlashに派生したそうです。
曲もマッチしており、非常に心苦しい限りなのですが…。
最近では、上越新幹線”とき”版のものも有ったようですが、著作権問題で、配布元では
公開停止になったそうです。
現在の制度ではFlashで曲を聴いて、CDを買うきっかけになったとしても、あくまでも違法なのです。
違法行為ですので迂闊な事は言えませんが、一言で言って残念です。
この辺はおそらく「著作隣接権の権利関係がグダグダになるから」と言うのが理由でしょうけど、
(どうやら映像+音声の形にすると上映権という権利が発生するらしいです。)
「既にグダグダなんだから何とかしてくれ!」と言いたい限りです。
気に入りさえすれば、権利関係を明確にした上で有償でも使いたい人がきっといるはずです。
誰彼構わず噛みつく気はないですが…
利益目的でもない、著作者の尊厳を傷つけない二次制作まで完全に不可能にするって本当に
文化振興の一助になっているとは思えません。
検索すればJASRACと言う団体の不透明な部分は結構出てくるのも頷けます。
勿論、営業活動の一環として利益を出している前提で、著作者に環流しないのは論外です。
TANTRAの件は、公式サイトにて権利関係が明確になった時点で言及しない事にします。
かなりデリケートな部分だったので、実は深く言及するのは悩んだ部分だったんですが…。