2005年05月21日

【オフラインミーティング】第2回質疑「不正行為者の取り締まりについて」(2)

 2日ほどサボってしまった感がありますが、続きを少し書き足していきます。
 と言っても今日も少しだけなのですが…。

ゲームマスターのパトロールはどのような事をしていますか?
 個人的見解ですが、管理上であれば別に通常クライアント以外のプログラムを使うのは全く問題は
無いと考えます。そもそも、「明らかに考えられない値」というのは通常クライアントだけでは判断が困難
なのは明白であり、比較対照としての「他のサンプル」が有って、はじめて違いに気づく事も多いと
考えます。

 特定のプレイヤーの(広義の)ステータスだけだと、単純に多い少ないが漠然としか見えないのが、
多数の母集団の中から明らかに突出して変化が有れば、素人考えでもマークを付けやすいと思う
のですが…。

 ちなみに、単純にデータベースを直接参照するか、データベースの更新記録(ジャーナル)を見る
だけだと、ROのシステムの外側で監視を行うわけですから「GM検知」以前のレベルで、全くプレイヤー
側から知られずに確認が可能なはずなのです。

 わざわざプレイヤーと同じ土俵に立たなくても、機械的に出来る部分を機械任せにして浮いた労力
を有効活用してもらえれば、同じ人員でも効率的な作業が望めるはずです。

 勿論最終的判断はゲーム内で行うのは言うまでもありませんが、「パトロール」と称して狩場巡り
をしなくては不正プレイヤーのあたりすら付けられないので有れば、私には残念ですが「こんなの言い
逃れじゃないの?」と言う疑念しか残らないのです。


不正ツール使用者の調査に時間がかかりすぎるのではないですか?
 ほぼ前項で言いたかった結論ですね。

 「時間が掛かる」との話ですが、長期間継続して何になるのかが疑問だったりします。
 そもそも、「不正の疑いがあってからの対応が遅い」ことが、確認が相当期間に及ぶ最大の原因
ではないでしょうか?確かにキャパシティの問題と、先入れ先出しで問題解決を行う必要はあるの
ですが、このままでは「報告や調査の痕跡で疑いがあったキャラクタ」を現行犯で捉えるのなど、運を
天に任せるような取り締まりしかできないのです。

 例えば、あるプレイヤーが明らかに異常な動作を確認した場合、Webヘルプデスクに報告が上がる
まで約1〜2時間掛かったとします。大抵はその場で対応できず翌日頃まで掛かるのですが、既に
その時間にはゲーム内に存在せず、不完全なログしか残っていないとなれば、明らかに調査なんて
出来ない訳です。

 全てのDBのパラメータ変化を記録に残すことは確かに不可能でしょうけど、本来で有れば直前の
メンテでDBのコールドバックアップを取得してからのジャーナル程度は極力残しておくべきだと思うの
ですが、毎度の巻き戻りを考えればそれすらも出来ていないのかと思われます。おそらくマップ移動又はログインログアウトのスナップショットだけを取得しているのでしょうけど。

 このあたりはガンホーだけを責めるべきではないのは理解をしているものの、その辺りの作り込みで
不正キャラクタの洗い出しの効率は格段に上がると思いますから、是非やっていただきたいです。 

以前不正ツールを使用していたと思われるキャラクターが存在しているのはなぜですか?
 不正キャラへの対応が遅い弊害としか思えませんね。

 あと、人海戦術にこだわる割には人員も余り増加していないように感じます(これは後述します)が、
まず明確な結果を出して欲しいと思いますね。
 「出来ないことは出来ない」と言うのは仕方がないことだと理解していますが、「やると言ったことを
やらない」のは信義に反します。出来ることを出来る範囲でやって、手抜きを感じさせない管理という
レベルが有るはずなのですから、企業としての損益分岐点と顧客満足度が交わる点を目指せば
良いのになぁ、と切に思います。

 ここで一旦切ります。


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