2005年07月10日

【PCネタ】『Outbound Port 25 Blocking』(2)

 今週末は遠出していたりもあって、前回の続きがまだ済んでいませんが、時間的に間に合うか
どうか・・・(汗

 前回の書き込みで、父のPCからメールが突然送信できなくなったという現象がありましたが、
原因で"Outbound Port 25 Blocking"というお話まではしました。

 これは普通ではあまり問題にならないのですが、

1)接続用のプロバイダとメール用のプロバイダが別である
2)レンタルサーバを借りている
3)独自ドメインを使用している

 などの場合に、自分のプロバイダから外には、メールサーバへの接続を強制的に遮断するという
仕組みの為、相手側のサービスに問題が無くても、接続業者側の対応で突然繋がらなくなって
しまうのです。

 今回、父の場合は、普段独自ドメインのメールアドレスをプロバイダのメールアドレスに転送し、
送信にはレンタルサーバのSMTPを使用していたので、見事にこの制約に引っかかってしまった訳です。

 対処方法は、
・Webメールを使用する
 独自でSMTPサーバを使用しない為、規制には引っかかりません。
 但しメールソフトからの乗り換えは結構不便だったり、オフライン読みが出来ないという致命的欠点
があります。

・プロバイダのSMTPサーバを使用する
 プロバイダのサーバからは他のネットワークに対してもメール送信可能なので、こちらを使うのが
オーソドックスです。
 但し、「そのプロバイダのメールアドレス」以外からは遮断される場合が多いので、独自ドメインの
メールアドレスでは使えないことも多くあります。

・レンタルサーバ側の対策済みポートへ送信する
 この対策は、広くメール転送に使用されている、TCP25番ポートへの接続を規制するだけの為、
他のポートでメールの送受信を待ち受けていれば、問題なく通信は可能なのです。

 暗号化SMTPや、SMTPポート番号を25番以外に設定しているレンタルサーバ事業者で、かつ
メールソフトのポート番号指定が出来れば、この方法を使用できます。

 複数のプロバイダを使い分けている方はそう多くはないでしょうけど、職場と自宅の接続プロバイダ
が違ったりしても、結構知らなければ悩むことがあるので、ご参考になれば幸いです。


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