相変わらず体調が最悪です。
落ち着いたと思いきや、口内炎が5カ所以上発生しており、何を食べても染みるという悲惨な
状況になっていたりします。
とはいえ、食べない訳にもいかないので食べるのですが、唇の端、ちょうど上唇と下唇の境目が炎症
になっていて、口を開くのも一苦労なのです。
さて、久々に色々と巡回していた中で気になった件です。
「オタ」「きもい」──スタッフのブログ発言、企業を巻き込む騒動に-ITMedia
Tetoranさんのサイトでも紹介されていましたが、とあるアルバイトの暴言が大騒動になってしまった
という件です。
フランチャイズのホットドッグ店だそうですが、サイトで謝罪文を掲載していました。
これが単純に「観光客が率直に抱いた感想」であればこう大事にはならなかったでしょう。
アルバイト仲間との写真や、店舗の内容が一緒に掲載されたページであることが問題なのです。
制服を着たアルバイトの暴言は、あくまで「会社の代表者としての発言」と取られるのです。
本人がどう思おうが自由ですが、公の前で言って良いことと悪いことは区別を付ける必要がある
でしょう。少なくとも社名入りの写真を掲載したサイトで暴言を吐くと言うことを、個人の自由とは
みなして貰えないのは当然だと思います。
Blogは元々Weblog(日誌)が語源だそうです。
ここで強調したいのは、「日記」ではなくて「日誌」なのです。
パブリックとプライベートで分類すれば、本来間違いなくパブリックな位置付けのはずなのです。
そこにこういった誤解を生む余地があるんだと考えます。
ネット上に公開しても、「アドレスが判らなければ読むことは出来ない」と考える人は多いと思います。
ただ、情報というものは一度広まれば決して「人の口に戸は立てられない」のです。
顔が見えていなくても、プライベートな情報が多数揃えば簡単に個人が特定出来てしまいます。
それだけではなく、「その人でないと知り得ない情報」を書くことなどもってのほかです。
仮に失言に気が付いて、その場で即座に記事を消したとしても、「一切釈明が出来ない形で
歪曲された情報が拡散」してしまうだけなのです。
情報が公開されることのリスクを、まだまだ理解出来ない人が多いと言うことでしょう。
横文字で言うと「リテラシー」とでも言うのか、ツールとしての使い方を覚える事ばかりが先行して
重要視されがちですが、それ以上に「どう有用・安全に活用するか」と言う部分を軽んじては、
済ませられないはずなのですから…。
この件、ブログを書いていた方は身内ぐらいしか見てないと思っていたんだとは思いますね。個人の感覚で正直に感想を書いていただけだとは思います。
バイト先が特定できなければ、何の問題にもならなかったと思います。
接客業の従業員が個人的なブログでお客への文句を書いていたりするのはちょくちょくみかけますし。
そういった意味で情報教育の重要性を感じさせる重要な事例になったともいえます。
うちのとこでも早速情報教育のカリキュラムなんかに組み込みを検討ですよ。
ただ、個人の日記や感想であることは明らかであるのに、ここまで大事にしてしまう流れという物にも危惧は覚えますね。
良きにつけ悪しきにつけ2Chのパワーは時折えらい勢いで走り出す・・