上場すれば、株主の意向もある以上、一般株主を無視した運営は困難だと思います。
株式数では圧倒的多数でも、時価総額を決定するのはあくまでも一般投資家なんですから。
確かに、発行済み株式の数から言えば、一般に出回る株数なんて微々たる物でしょう。
でも、その微々たる株式しか市場に流通していなければ、あくまで「出回った株式の価値」で
時価総額が決定するのです。
ましてや9月まではソフトバンクBB社もアジアングルーヴ社も一株も手放せません。
来年の5月以降、ストックオプション権を行使するまでは森下社長も株主ではないのです。
それまで、この株価のまま推移する保証は全くなく、むしろ市場価値が無いと判断すれば、文字
通り紙屑になります。
果たして、行使時期に28万円以上の値が付いているのでしょうか?
明らかに一般投資家が長期間保有する前提の株ではありません。
悪く言えば「マネーゲームの為の株」という雰囲気が漂うのです。
いわば、運が良ければ大金持ち、悪ければ大損という大博打ということです。
長期保有を狙うなら、株式分割を掛けた上で、もう少し小口にするという選択肢もあるでしょう。
社会人ROプレイヤーも多くおり、会社の永続を狙うならそういった層の取り込みで、ファンと共に
歩む道も模索できると思います。
# 私には買う余裕なんて無いですけどね…(汗)
実情を全く知らない小金持ちの層に、「ネットベンチャーで有望ですよ」と偽っている感があからさまに
見え隠れします。
ただ、時価総額が減ったとしても、多大な銀行融資を受けている訳ではなく、おそらく痛くも痒くも
ないのが痛いのですが…。