(※これはフィクションです)
1.多数の株式を保有している子会社のごく一部の株式を市場に放出します。
このとき、大半の株式の流通を制限できるような環境が望ましいでしょう。
2.仲間内で非常に少ない株式を売買させて、見た目の取引高を増加させ、最終的に株価を
つり上げていきます。
3.あら不思議、親会社の資産の時価総額はどんどん膨れあがっていきます。
4.そのうち、有る程度の金額になったところで、株式の流通量を低くしていきます。
すると、値段が下がらない株式のプレミア度がますます上がることになります。
5.完全に流通しなくなると公開企業としての評価が落ちる為、グループ企業で常に買い注文を
掛けておきます。
但し、大半の株式はグループ内にある以上、グループ内で買い支える体力さえ有れば、急激な
価格下落は起こらないことになります。
6.こうして、市場の株式をグループ会社で吸収したとしても、企業グループとしての時価総額は
どんどん上がることになります。
7.これ以上つり上がらない状況で、新株を発行します。
新株発行権を保有している人間は、濡れ手に粟で多額の収益を得ることになります。
時価発行を行った場合だと、少ない株式で高額の資金調達が可能になります。
まるでどこかで聞いたような手口ですが、それは置いておいて…。
活発に動く株にはデイトレーダーと呼ばれる方たちが着目する為、グループ会社外の取引も発生
することになりますが、この方法だと一般投資家が関係しなくても、価格をつり上げることが可能に
なります。
さて、この方法、確かに市場で売買され、高額の値段が付く有価証券を企業の時価として評価
できる制度なので法律上は問題がないことになります。
しかし、この方法って一歩間違えればペーパー商法まがいなんですよね。
約20年前、豊田商事という会社が有名になりましたが、このときは貴金属の預かり証を発行した上で
高利回りを約束したものの、計画倒産させた為に、預かり証は当然紙屑になってしまいました。
最終的に騙されて怒り狂った顧客が会長の自宅を襲撃して、マスコミのカメラの前で惨殺して
しまったという、凄惨な事件になってしまいました。
本来、株式は会社の保有資産や将来性を考慮した市場価格になるのが妥当なのですが、一定
の株主がこういった制度を悪用して、将来性に疑問視がある会社の株式をを高価格に仕立て
上げて、塩漬けにしてしまえば、確かに時価総額が上がるので、見た目上の資産は形成されます。
当然市場に大きく流出しない以上、時価総額が大きく下落することはない為、これでも充分
見せ金としての機能は果たすことになります。
しかし、その株式を市場に流出してしまえば、会社としての魅力が無ければ、いずれ膨らませた
風船が爆発してしまうことになります。
それの最たる例が「バブル崩壊」というものです。
本来、株式というのはハイリスク事業の資金調達を、複数の人に分散した上で大きな収益を
期待するというのが起源です。
しかし、株式は求められ続ければ本来の収益や将来性で上がるわけではないことも常々起こり
えます。
もちろん、先見性のある事業を展開する場合など、大幅な増収増益が見込まれれば評価が
上がることも当然ありますが、この先の収益予測を大きく超える部分は、ある意味宝くじと同じで
「買わなきゃ当たらないけど買っても当たるかどうか判らない」という域にしかならないのです。
先日も話題にしましたが、元金も保証されない800万円の株を一株購入しても、元金保障の
定期預金より低利回りであるなんて明らかに異様な状況だと思われます。
当然、万が一の場合でも、元来の資産査定が狂っていたがために、現在の株主資産を分割した
配当しか期待できないことになります。
(こういった場合は、大抵は負債の方が大きくなり無配=紙屑ということです。)
「投資は自己責任」とは言うものの、モラルハザードは完全に起こっているようです。
残念なことに大半の投機家が、その状況も判断した上で、「ガラス玉をダイヤに偽って売る」ような
状況にしか見えないのです。
マネーゲームとまでは言いませんが、人生を掛けたババ抜きはまっぴらご免です。
つまり何が言いたいのか、イマイチ解りません。
ぱっと見た時は某社の批判かと思いましたが、明言してないので違うと判断。
「株式投資は博打だから、私はやりたくない」ってことですか?
番号付きリストの部分がなければ普通の意見なんですが、
どことなく根拠のない中傷のような匂いがします。
「なんでそう思ったのか」が欠けていると思うのですよ。
それさえあれば立派な分析となり、負の側面が一掃されるかと
> Sigさん
コメントどうもです。
事実かどうかは当事者じゃないと判りませんので、迂闊な決め付けをすると
風説の流布を行うことになりますからフィクションであるとは書いています。
根拠のない批判…と取られたのは残念ですが、過熱ぶりが異様なのですよ
博打と判って打っている博打ではなく、あくまでも投資です。
リスクを背負わないと見返りは期待出来ない以上、そこの天秤の加減は投資者
の判断でしょう。
IPO全般に言えることなのですが、企業価値ではなく、ただ株券の価値が上がる
から買っている…という意見が目に見えて感じられる為、こういったシナリオを
想定しただけです。
目論見さえきちっとすれば、出資者がきちんとお金を出してくれる。
そう素直に取れない部分があります。
>かつさん
異常が目に見えて感じられるのであれば、一般的な例を示し、
それと照らし合わせた上で言及したならスマートな分析になります
数字を出せとは言いませんが、省くのはいただけません。
後は順序の問題ですね。
「フィクション」を先頭に持ってきたことが問題だと思います。
このフィクションに根拠が欠けているために、一方的な決め付けを「前提」とした構成となっていると感じます。
最後に持ってきて「こういうことは考えられないだろうか?」という問題提起だったなら
ずいぶん印象は異なっていたことでしょう
文章は書き出しが大切だと俺は思ってます。
風説の流布を警戒するのなら、太字で強調するのは拙かったですね。
人の意見にケチつけるのなら、例えばこうしたらどうですかという具体例を持ってきて欲しいなと思いました。
↑の人はサイトの方でも、プレイヤーを小馬鹿にする雰囲気が漂っていてあまり好感が持てませんでした。
批評家として憎まれ口をたたくのが、流行なのか、わかってないなぁーと他の人を落とすのが格好がいいということなのか。
意味がわからないと、まず断りを入れてますが、ホントにわかろうとしているのか疑問です。
批判のための言葉遊び、と文句を言うのなら、ご自分(↑の人)の現在進行形らしい一向に形にならない運動内容を見て欲しいです。
更新してもまばらだし。
毎日更新してる人が疲れちゃったり、緊張感保ち続けるのが難しいと言う所とか感じられないのかな。
頭の良い文章を書く人からすると、こういう内容は中の人叩きであり、頭が足りないといわれそうですけどね。
Date:2005年03月23日 08:41> 通行人 さん
コメントありがとうございます。
でも、私としては言いにくいことでも言って貰った方が良い時もあります。
ましてや、活動全体から見て同士討ちのような状況は、出来れば避けて
行きたいとも感じています。
活動の為の活動になるのは本末転倒であるというのは、おそらくSig.さん
が一番言いたいことであろうと思っています。
この記事は例えが悪かったのかもしれませんが、短期的に見なくても
「こういった抜け道もあるかもしれない」というのを意識して欲しいが為に
故意にああいった書き方をしたというのはあります。
ただ、尾ひれが付きすぎて一人歩きしないように、一番最初に
言い訳をしたのが真実です。
辛口意見でも言って貰わないと、イエスマンだけにしっぽを振っていたの
では絶対建設的ではありません。
議論の為の議論でグダグダになってしまうというのは、おそらく誰しも
覚えに新しいでしょう。
そうならないよう、今後も頑張っていきますので宜しくお願いします。
ありがとうございました。
Date:2005年03月23日 23:54