2005年01月30日

Googleまでも…

 既にRMT広告が掲載されている模様です。
googleRMT.GIF

 ここまで公然としているにも関わらず黙認するくらいなら、
当社ではRMTに関しては一切関知しません。」とでも言った方が良いのではないでしょうか?

 あと、私はRMT行為については賛成の立場です。
 但し、「現在のROの環境でのRMT」と聞かれれば当然断固反対です。
 管理不行届きな状況でRMTを公認にして、今以上に荒廃するのは目に見えいてます。
 あと、Zenyやレアアイテムに現金を出して買うかと聞かれれば、絶対買いません。

 巷に贋作工場が無数にあり、それを取り締まれない状況でのRMT…。
 贋作が贋作であると運営者すら見抜けない状況…。

 まるで、お手軽偽札事件と同じ構図です。

 政府発行の日本銀行券を偽造すれば3年以上の懲役刑です。
 しかし、一民間企業の規約違反、しかも一切黙認状態…。
 本来、運営者側が本気になって民事で訴えれば、場合によっては人生を狂わせる程の損害賠償も
あり得るのですが、今のところ一切動く気はないようです。
 誰が考えてもこんなうまい話は見逃さないんじゃないですか?偽札を作るくらいの心境の人なら。

 極論ですが、第三者のRMTを壊滅状態にする簡単な手段は、運営会社が現在の相場の
数十分の1でZenyを販売することです。
 その方法でもRMTを成り立たせようとした場合、今の数十倍の努力をしないと現在の収益を
確保できない(&固定経費も必要になる)ので、おそらく気軽にお小遣い稼ぎ…等という気分では
出来なくなり急速に廃れると思われます。

 その反面、今まで苦労して真面目にこつこつ貯めてきた層を敵に回す覚悟は必要ですし、現実
世界の資力が物を言う世界になる為、次第にライトユーザも離れ、終焉を迎えるのは予想されますが…。

 運営方針の中で、RMTを賛成にするのも一つの方針です。
 物差しを決めるのはあくまでも運営会社なのですから。
 実際問題、善意の譲渡か有償での取引かなんて、わかりっこないのは当たり前なのです。
 しかし、その物差しを有効にする気であるならば、せめてあからさまなBOTを駆逐して下さい。

 BOTでの資金稼ぎが成り立たないくらいに駆逐できているのなら、おそらく誰しも文句は言いません。
 目の前にある問題を先送りにして、夢を語っても馬鹿にされるだけなのですから…。

広告の問題点

 昨夜、以下のようなコメントを頂きました。

 Googleの広告載せてましたが、あまりにもRMT広告が多いので見かけ次第、サーチ対象外に
設定していましたが、数日たつとまた別のが出てしまっており。よく見てると、異なるドメインで
同じ業者が営業しているというものでさえあります。

本当は攻略本や、プロバイダ、PCメーカーのキャンペーンみたいなの広告を期待していたのですが
実際関連性のある広告が出るのはRMTだけでした。

 これって、非常に大きな問題と感じるのは私だけでしょうか?

 私も今利用しているスペースは、本来広告入りで運営するスペースなのですが、年に2400円程の
お金を払って、広告掲載を免除してもらっています。

 これは、以前広告入りで運営していた際、高校生以下のギルメンが居る環境で、出会い系サイト
や金融系等の広告がじゃんじゃん出ており、余りふさわしくないと感じたので支払いう事に決めました。

 しかし、多くの方が、ファンサイトを運営するにあたり候補にあげるのは、
初めは無料のホームページスペースで色々試してみよう
と、無料スペースを利用される方は少なくありません。
 また、一部の無料スペースでは、サイトの属性(志向や年齢層)をもとに、より有効な広告媒体と
してサイトの方針に沿った広告を表示
させています。
 ゲームに関心がある青年層に、ガン保険や終身保険、マイホームの広告を出しても余り効果は
ありません
から、そのマーケティング自体は理にかなっている訳です。

 最近ではどうやら、運営会社が指摘しない現状から業者側が増長しており、堂々とRMTを業務
とする広告を出している
とのことです。
 勿論、お膝元のYahoo!JAPANにさえ黙認状態で表示されている以上、当たり前なのですが。

 しかし、このまま運営会社が規約違反の業者に何も行わないと、果たしてどうなるのでしょうか?

 この場合だと、ギルドのホームページを作ろうとした場合に、サイトの上下などにRMTの広告が入
るということなのです。

 私だったら絶対に許せません。

 ゲーム内や規約で「Zenyを売り買いしちゃいけません。」って言ってるから大丈夫?
 そんな訳無いでしょう?

 少なくとも広告を出稿している以上、運営会社は規約違反を助長している(というか規約違反そ
のものの行為)訳ですから、掲載している会社に対して、「商標の無断使用」を根拠にいくらでも
掲載差し止めは出来るでしょう。不服で有れば裁判沙汰にしてもおそらく充分勝てるでしょうし。
 花火大会やばらまきチケットなど、変なところにお金を掛けるくらいなら、毅然とした態度で裁判を
起こした方が、例え負けても本当のファンは納得します
よ。

 もしそれが無理でも、自社で定期的に予算を組み、ファンサイトへどんどん広告出稿するなどの
方法はあるでしょう。1社で広告枠の独占が出来なくても、パッケージ販売、アニメ、カードゲームや
アンソロジーなどの派生商品があり、その筋からでも協力を仰げるのではないのですか?

 数台のサーバを用意して、ファンサイトの運営を引き受ける構想はどうなったんでしょうか?

 少なくともそれくらいの予算をケチってまで、数億掛けて他のゲームの運営権を手にするのはどう
なんでしょうか?変な提灯記事のインタビューで社長が「ラグナロクは大切に思っています」とか言ってますが、
自社の商品をあんな風に使われて一切だんまりを決め込んでいる社長が、そんなこと言ってて
信じてもらえる
のでしょうか?

 現時点で私は全然信じられませんね、残念ですけど。

 千葉にテーマパークがある某アメリカの大手アニメーション会社のレベルまで行くとやりすぎでしょう
けど、商品(ゲーム、ブランド、キャラクタ)を大切にすることが、ファンを大切にすることに繋がると思うのです。

 自社の顧客が作っているファンサイトの運営資金がRMT業者…。
 この現状を全く恥ずかしいと思わないのは如何なものでしょうか?

 この状況のまま平気で未来の戦略を真面目に語る神経を疑ってしまいます。